ベルギーからの来山者

一昨日、黒田官兵衛プロジェクトを担当していた市の職員の方から電話がありました。

なんでもベルギーにある日本庭園のガイドをしている方が姉妹都市である伊丹に来られるとのこと。お寺に来てみたいとのことで、荒村寺に寄せて頂いてもいいですかというお電話でした。

外国から来てお寺を観たいということだったので、「観光であるならうちは何もないですよ」と電話では言っていたのですが、市の方も本人達の意向はよくわからない様子。

意に沿わないかもしれないことを了承の上、引き受けたのですが、正直なところ、不安でした。

そして今日、ベルギーからお二人と通訳のイギリス人の方が来られました。

実際本人たちの話を聞いてみると京都などの観光寺には行ったそうで。日本人が実際にお世話になっているお寺にどうやら来てみたかったようで、ほっと一安心。

お参りの仕方や「キリストでいうクリスマスみたいな行事はありますか?」などからの質問始まり……。

お墓やお位牌の事。

仏、お釈迦さんの事。

お経の事。

タイには行ったことがあるようで、南方仏教との違いや宗派の違いなど。

いろいろな話に発展しました。

正直、お参りの仕方と最初の質問を受けた時から、どう答えていいか、凄く考えました。

お参りと一言でいっても、日本人の信者さん達は、法事などの先祖供養が一般的なお参りです。お墓参りもお参りですし、仏さんにお参りするのもお参りです。

お寺に来るということであれば、参禅はどうなるのか?

後、お寺でなく、神社(神様)にお参りと言いますしね。

日本人はあまり区別なくやってることですが、外国の方にどう説明したらいいか、過去に海外に行った時に経験済みとはいえ……、中々頭を使いました。

でも話していて、伝える事の楽しさを改めて感じさせていただきました。

せっかくなので、頭(話)だけでなく、何かやってもらうということで、写経もして頂きました。

ただ書くだけ。

書いている字の意味はわからないけど、ただ書くだけの時間に色々と感じる所はあった様子が窺えました。

静か、集中できた、リラックス、等々。

言葉でなくとも実践してこそ通じる何かを感じて頂けたのであれば嬉しいですね。

私はアメリカに行った際に「Zen is no border(禅はノーボーダー)」ということを身に染みて感じさせてもらいました。

こうして国境や宗教に関係なく、禅は学ぶことができることを知ってもらえたのであれば幸いです。