何故靴下を脱ぐのですか?(臨時坐禅会12月5日)

本日は臨時坐禅会でした。

お越し頂きありがとうございました。

平日は臨時で行うことが多いですが、またよろしければ坐禅会に参加していただければ幸いです。

本日の質問

今回の茶話会では3つほど質問がでました。

  1. 何故靴下を脱ぐのですか?
  2. 結跏趺坐を組めないのですが、どうしたら組めますか?
  3. 欲は大きくせず、小さくしたらいいのか?

この中で、記事として文章にできるのは①のみです。②③については、誤解がないように、この記事では少しだけ触れることにします。

なぜ、坐禅の際、靴下を脱ぐのか?

単純に応えるならば、坐りにくいからです。

これは靴下だけに限らず、服装にも言えることです。

普勧坐禅儀にも「ゆる衣帯えたいけて」とありますが、ゆったりとした服装であることも坐禅にとって大事な事です。

お坊さんの衣服の場合は、足を締め付けるような衣服は纏いませんが、洋服の場合、ズボンでも締め付けるようなスタイルのものがあります。

ジーンズは特に生地が固く、すこし足を曲げただけでも、足を圧迫します。最近は伸びるタイプのジーンズも出ていますが、それでも足を曲げた際に圧迫感があります。

スーツなどの衣服にも同様の事が言えます。

当坐禅会では、夜坐に限り、出勤場所から帰宅前に直接参禅に来られる方もいらっしゃるので、そこまでダメだと言っていません。

しかし、それらの衣服もできることであれば、上記の理由から、ゆったり坐れる、身体を圧迫しない服装に着替えてもらった方がよいかと思います。

話は戻り、靴下も、身体を締め付けるようにはく衣服です。

身体も圧迫されると、血も通りませんし、結局は、足が痺れやすくなってしまいます。

また、靴下の場合、足を組む際に、素足で組む時と比べて、滑りやすくなります。

滑りやすくなった分、余計な力を使って足を組まなければなりません。

そもそも、キチっと坐らなきゃいけないというのが坐禅だと思われている方も多いですが、それは誤解です。

坐禅は、力を入れずとも、楽にその姿勢を維持できるようになっています。

この辺りの話が「②の結跏趺坐(両足を太ももの上にあげる坐り)ができないけど、どうしたらいいのか?」という質問にも関連してきます。

「そもそも別に結跏趺坐はできなくてもいいですよ」とも私は答える場合があります。

「そもそも結跏趺坐が絶対に正しい」と思わなくてもかまいません。

そして、その話を深めていくと、③の話も通じるのだと思います。

これが絶対に正しいという正解はありません。

質問の意図、自分がどうしてその質問をするのか、問題はそこです。

なんにせよ、坐禅と言うと足の組み方の工夫ばかり気にされがちですが、実は、衣服や坐る場所、環境なども大事な所なのです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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