【本日の坐禅会と法話を終えて】今日の法話は「縁起」がテーマでした。

本日は坐禅会及び法話会でした。

本日の法話は「縁起」をテーマにお話ししました。

「縁起」という言葉は、縁起が良い、縁起を担ぐといったフレーズで、今ではよく耳にします。

元々縁起は仏教の言葉だったのですが、時代を経て世間一般で使われる縁起の意味は変わっていきました。

現代の縁起の意味は、仏教で用いられる本来の縁起の意味と大分異なります。

法話でもお話したことですが、仏教エピソードにもそのあたりの事に触れていますので、よろしければ読んでください。

仏教エピソード23話「縁りて起こる」

仏教エピソード24話「国王の疑問」

仏教の言葉の中には、本来の意味と異なって使われるようになった言葉が数多くあります。

私達は、言葉を既に知っている意味で表面的に捉えてしまいがちですが、見る角度を変えてみることで、その言葉にも新しい発見があります。例えば、語源を知るということもその一つでしょう。

多角的に物事を見る。これは大学時代に宗教学を学んでいた時に、教授から影響を受けたことでもあります。

そうやって私自身、言葉に触れる時も、色んな角度から見ようと心掛ける中で、気づいたことが一つありました。

それが「伝えたかった事と伝えた事は違う」ということです。

私は、お釈迦さんが伝えたことよりも、何を伝えたかったのかを知りたいと考えています。

仏教として伝わっていることよりも、仏教が何を伝えたいのかを知りたいと考えています。

言葉の表面上の意味だけで考えてしまうと、言葉の奥に隠されている真意を捉えることはできません。

今回の法話も、縁起という言葉の見る角度を増やす、その一助になれば幸いです。

本日はありがとうございました。


法話後に、質問に来て下さった方と話している間に、「あり方とやり方」の話にもなりました。

上記の事と合わせて以下の記事も読んで頂くと、ひょっとしたら参考になるかもしれません。

「伝える」を考える/あり方とやり方

作法について/やり方ではなく、あり方を考える

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