Hope of children

更新日 2017-09-20

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随想録

カンボジア仏教ツアー③

Hope of children

次に訪れたのは「Hope Of Children(HOC)」(※外部リンク)。

ここはカンボジアのお坊さん、
ムニー・ヴァンサヴェスさんが設立した孤児院です。

1521789_468628703246929_584454841_n.jpgこの方がムニーさんです。

主に家庭内暴力やAIDSにより被害を受けた子供達、
貧しくて教育を受けられない子供達を受け入れています。
日本人の岩田さんという女性の方も、
ムニーさんと共にここで活動しています。


日本人のお坊さんが来るということで、
たくさんの人達が集まっていました。
近隣のお坊さんや多くの子供達にも迎えられました。

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まずは交流ということで
日本の仏教についても紹介させていただきました。

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私の担当はお参りの様子や坐禅会などについて。

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その後食事をいただきました。
カンボジアでは、食器は持ち上げません。
下に置いていただきます。
まずはお坊さんから食事を頂いて、その残りを他の人達で食べます。
ですので全て食べる必要はありませんが、一口でもいいので、
お皿に盛られた食事の全種類を口にするのが礼儀作法だそうです。
食べてる際は、皆さん私達が食べる様子を見ています。
ここまで視線を感じる食事は、初めてでした。



ムニーさんは、ノリア寺という寺院に所属しており、
1992年からノリア寺の境内で、孤児院やエイズ患者の支援、
人権教育、地元の貧困層への職業訓練などを行っていました。
そのような活動を理解してくれている村人から土地の寄進もあり、
現在のこの場所にHOCの施設を建設しました。

HOCでは、子供達への教育と共に、将来自立して生活できるように、
様々な技術を子供達に教えています。
その一つとして、水田で米を作り、畑で野菜を栽培し、
またキノコなども作り、自活しながら学校にも通わせています。

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子供達が耕している田んぼ。奥に見えるのは、菩提樹の木です。
一緒に農業する予定でしたが、
前日大雨のため作業ができませんでした。
その代り、施設の案内をしてもらいました。

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子供達の家。イギリスとイタリアの人が寄付してくれたそうです。
建てられた年が、2010年となっていました。
それまでは、どこに住んでいたのかと尋ねると、
先ほど食事した壁のない集会場で、皆暮らしていたそうです。

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室内を見せてもらいました。中には二段ベットが。
実はこれ子供達が自分達で作ったそうです。
三日かけて安い材木を運び、一から作りました。

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絵も飾られていましたが、これも子供たちが描いたものです。
HOCでは、絵も含め、様々なことを教えています。

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田んぼの奥に見える建物は、
これからゲストハウスとして建設中の建物。
屋根はできていますが、木材が足りない為、まだ壁がありません。
この建築にも子供達が携わっています。

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キノコの作り方を教わり、子供たちが栽培しています。
こうやって技術も身につけていきます。

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勉強するスペース。英語の勉強もしています。

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パソコンの使い方も勉強します。
他で使わなくなったパソコンを使っているそうです。

私達がHOCに来訪した際、ムニーさんや岩田さん、
子供達、更には周辺の村人達が集まって、
温かく迎え入れてくれました。

その時、気になったのが、
子供達の中に坊主頭に前髪だけがちょこんと残っている。
そんな髪型をしていました。

「どうしてそんな髪型をしているのだろう?」
と不思議に思い、尋ねてみると、
私はその答えに驚いてしまいました。

「カンボジアでは、
 人身売買を目的とした子供を狙った誘拐があります。
 ちょっと村に出て連れ去られてしまって、
 それこそ国外に連れていかれたら、もう探しようがありません。
 だから孤児院の子とわかりやすいような髪型にしています。
 そうすることで、村の人達もわかるので、
 誘拐の抑止になりますから」

日本では考えられないような起こるカンボジアの現状を
突き付けられた気がしました。

このように、カンボジアのお坊さんは、
仏教の僧侶として積極的に社会に関わり、
様々な活動を行っています。こういうのを
「Social Engaged Buddhism(ソーシャルエンゲージドブディズム)」
と言います。

日本ではあまり馴染みがありませんが
欧米でもこの言葉が使われています。
また、そのような活動を行っているお坊さんを「開発僧」と呼びます。

そんな開発僧の姿をカンボジアで間近で見せて頂いて、
私自身学ぶものがたくさんありました。

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2013年11月26日訪問
2013年12月荒村寺FB掲載

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

button_default_BL.pngカンボジア仏教ツアーを主催して頂いたシャンティ国際ボランティア会(SVA)
その活動の一環として、当寺院でもハガキを集めています。


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